Column

コラム

バナー本数による広告効果の違い

バナー本数が多い方が広告効果が良いと言う実感はありましたが、感覚的なものだったため、数値を集計して比較を行いました。

BtoB企業の販促活動では、販売先となるターゲットが特定されているケースが多いと思います。例えば製造業であれば、エンジニアがターゲットであったり、建設業であれば施工管理。会計事務所であれば顧問先となる経営者などが想定されます。そのような背景からターゲットを増やすことが難しい広告です。BtoCの広告であれば、例えば男性向けの商材のPRの場合、趣味趣向、エリア、年齢層など様々なセグメントで反応を見ることが可能です。なぜそれが可能かというと、対象が「男性」と膨大な対象に対してのPRになり、さまざまなターゲットに切り分けて、ターゲットでのABテストが可能になるからです。

一方BtoBでは、男性、女性やエリアは商材によっては関係がなく、職種・業種が限られていていることがほとんどです。商材単価によっては、企業規模も検討する必要があります。商材によっては、とても小さいターゲットに対してPRを実施する必要があるので対象となるターゲットが振り向いていくれるために、バナー(メッセージ)を増産して効果をあげて行くことが必要になります。

配信しているバナーが多い企業、少ない企業で数ヶ月のデータを検証したところ数値に違いが現れていることがわかりました。

結論としては、バナー本数が多い配信のほうが良い結果となっています。

  • CPMは、+1%
  • CPCは、-23%
  • CTRは、+30%


CPMは、少し高くなっていますが、CTR(クリック率、クリック・スルー・レート)が向上することで、サイトへの誘導は向上しています。

結果的に同額の予算で配信した場合には、広告経由によるアクセスが+30%伸びていることになります。
この結果をもとにサイトのCVRを掛け合わせると問合せの数も1.4倍になる計算となりました。単価の高い商材であれば、問合せの数が1.4倍になることは驚異的な結果を生むことになると考えられます。

バナーを増やすことで広告効果が上がる可能性が高いことは検証の結果わかりました。
とは言え「それではどのように本数を増やすのか?」と言った問題があります。その際は、以下の2点で解消することができるようになります。

バナーを増産する方法1

配信するバナーのサイズを増やす

レクタングル、横型、縦型などさまざまなサイズで配信が可能です。
同様のキャッチコピー、デザインを利用して複数のバナーを作成することで増産できます。

PC向け

  • 300×250
  • 160×600
  • 300×600
  • 728×90
  • 468×60

スマートフォン向け

  • 300×250
  • 320×100
  • 320×50
300×250
468×60

バナーを増産する方法2

商材の情報(特長)を切り分けてバナーを増やす

現在配信している広告バナーの本数が少ない、本数を多くしたいがやり方がわからないと言ったことがあればこの2点をお試しください。サイズは何が良いのか?情報を切り分けるとはどのように実施するのか?などの具体的な方法にご興味があれば、ぜひお声がけください。