Case Study

導入事例

エクスリード導入でユーザー認知が拡大。AIコンテキスト配信などにも意欲的に取り組む。

製造業・商社:株式会社テクノアソシエ様

住友電気工業のグループ企業として、ねじ類・金属加工部品・樹脂加工部品・化成品部材等を扱う専門商社であるテクノアソシエ様。
その主力事業を担い、ねじ流通商社の中でトップシェアを誇る鋲螺推進部では、認知拡大・新規顧客開拓を目的に、鋲螺推進部のHPを立ち上げるとともに、ExLead( 以下、エクスリード)を導入し、ターゲットに向けたバナー広告を配信。
現在は月平均2000~ 3000件のアクセスがあり、認知拡大に大きな貢献を果たしている。 更に、AIを利用したコンテキスト配信や、工業団地の位置情報を利用し、スマートフォンへバナー広告を配信するなど、新たな手法にも意欲的に取り組んでいる。

導入の背景
BtoBのニッチな市場に絞り込んだ的確なターゲティングが実現できる

現在、鋲螺推進部では、電機・電子分野、自動車分野、住宅分野の3分野を柱に、軽量化・自動化・低コスト化など市場トレンドを捉えた多様なねじ製品を提供しており、業界のリーディングカンパニーでもある。同社では、これまでお客様の課題解決を担う開発提案においては、対面営業が大きな力を発揮してきた。しかし、コロナ禍以降対面営業が難しくなり、新たな手段としてWebマーケティングを導入することにした。
まずは鋲螺に特化したHP( 鋲螺推進部特設サイト)を作り、そこに誘導するためのバナー広告配信の検討を始めた。
 「私たちの事業は、鋲螺という工業系のニッチな製品を扱っています。バナー広告配信を行う大手企業の内容も調べましたが、BtoCが中心でターゲットが絞れず、当社のニーズとは合いませんでした。その点、エクスリードは、同社が狙うBtoBのニッチな市場に絞り込んで的確にターゲットできるという点で優れていました」と、鋲螺推進部の販促担当I氏は導入の経緯をそう語る。

導入のポイント
ねじ選定に直接関わる設計や調達、生産技術者へのバナー広告を配信

エクスリードで対象としたのは、同社のねじ類のメインの提供先である電機・電子分野、自動車分野、住宅分野である。特に、ねじ選定に直接関わる設計や調達、生産技術者へバナー広告配信を行った。
無料トライアルを実施し、2021年1月から本格的な運用を開始。
導入にあたっては、HPの効果的なレイアウトについてのアドバイスをはじめ、広告や解析を容易にするためのGoogleタグマネージャーの使用、問合せフォームの見直しなどのメイテンスからのサポートを得た。月を追うごとにHPの訪問者も1.5倍、2倍と増え、認知度も上がっていった。「最初はゼロからのスタートでしたが、4年近くが経過して分析も進んできました。最近はHPの細かい作りの意見交換ではなく、ユーザーのバナーのクリック率が低かった場合にどのように戦略を変えていくかといったステージになってきており、メイテンスさんとも前向きな会話が非常に多くなってきました」( I氏)

導入の効果
HPアクセス数は月平均2000〜3000件で認知拡大に貢献

現在、サイトへのアクセス件数は、月に平均2000~ 3000件で推移している。 「アクセスでは、検索など外部からの直接の流入が大半なのですが、約23%がバナー配信広告からの流入になっています。」( I氏)
 バナー広告では、興味を惹き、クリックしてみたくなるキャッチ―な広告をメイテンスに依頼し、効果を上げている。関西的なノリで、あえて関西弁を使うこともあると言う。
また、コロナ禍以降、対面のセミナーの代替として、インターネット上のW ebセミナーを開催し、セミナーの告知とPRにエクスリードを活用してきた。現在ではW ebセミナーが定着し、最低年1回1テーマを3回開催しており、1回に800人~ 1000人の参加者を集めている。セミナーを開催すると、HPのアクセス数も5000~ 6000件に跳ね上がる。「バナー広告からセミナーを知った人が社内にメールで回覧してくれるなど、従来の対面の営業では届かない方たちに行きついており、効果を実感しています」( I氏)

今後の展望①
AIを利用したコンテキスト配信などで更なる認知拡大・新規顧客開拓を目指す

バナー広告配信でのHPへの誘導率は常に安定している。「月に400~ 600件の流入があり、認知の拡大に一定の貢献をしており、それが4年近くにわたるエクスリードの継続利用の一番大きな理由です」( I氏)
もちろん、更なる認知拡大・新規顧客開拓に向けて、新たな試みも続けている。その一つが、エクスリードで実装している『AIを利用したコンテキスト配信』である。コンテキスト配信とは、対象ユーザーが興味を持つワードやトピックをAIが自動で解析し、文脈に合ったページに広告を配信する手法である。従来のネジや鋲螺といった直接的な単語にとらわれず、関連したワードやトピックスが入っている記事を読んでいるユーザーに広告を打つことができる。そのため、閲覧しているユーザーの興味を惹きやすく、よりユーザーに親和性のある広告配信が可能になる。今は継続して効果を見極めながら、検証を続けているところだと言う。

今後の展望②
工業団地ターゲティングによるスマホへの配信にも手応えを感じる

 今最も新しい試みとして始めたのが『工業団地ターゲティング』である。これは、全国約1,500ヵ所の工業団地の位置情報を利用し、スマートフォンへバナー広告を配信するものである。
 「製造業の生産現場で働く人たちは自席のパソコンを使うことが多いと思いますが、今回の工業団地ターゲティングでは、スマホに広告を飛ばせるということで、通勤途中の利用などで使えるのではないかと思ったのです」( I氏)
現在、トライアルで京浜工業地帯や名古屋、四日市など工業の中心地域となっているところを指定し、配信を行っている。「一定のクリック率が維持されているので、皆さんパソコンだけでなくスマホでも見られているというのがわかってきました」( I氏)
エクスリードが認知拡大の有効なツールであることはわかった。次は、商談など実際の行動につなげるというところで、どのような販促が有効か検討を続けており、メイテンスの引き続きのサポートや提案にも期待を寄せているところである。